辛島文雄写真
辛島文雄写真
辛島 文雄(Fumio Karashima)
/Piano,Compose
1948年、大分県出身。

上京後、ジョージ大塚(Ds)グループに在籍。1978年のエルビン・ジョーンズ(Ds)との共演を機に、1980年から6年間にわたってエルビン・ジョーンズ=ジャズマシーンに参加、アメリカ、ヨーロッパを中心とした世界各国のジャズシー ンに登場、これにより国際的ピアニストとしての地位を築くことになる。
同時代にして、故日野元彦(Ds)とも親交を深め、トリオを結成する。
その後、ピアノソロにも新境地を見出し、その活動は発展的に今日まで継続している。

1988年、辛島文雄クインテットを結成、本格的なジャズユニットとして高い評価を得ている。また、ソリストとしても、角田健一ビックバンド、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、新日本交響楽団に迎えられ「ラプソディ・イン・ブルー」を好演している。

1994年、トニー・ウィリアムス(Ds)を擁した「フミオ・カラシマ・イン・サンフランシスコ」をリリース。

その後、渡辺香津美(Gtr)などのオールスターによる「オープン・ザ・ゲイト」をリリース。

また、1999年、ハーモニカの名手トゥーツ・シールマンスとデュオによる「ランコントル」をリリース、ここではソロとはひと味違ったピアノワークを披露している。その後、井上陽介(B)、奥平真吾(Ds)を擁したトリオを結成し、2002年「エリージャン・エアー」、2003年「イッツ・ジャスト・ビギニング」をリリース、ピアノトリオの醍醐味を追求した作品と評価される。また、ケイ赤城(Pf)とピアノデュオによるコンサート収録「グランド・ニュー・タッチ」も話題作となる。

2006年、ジャック・ディジョネット(Ds)とのコラボレーションによる「グレイト・タイム」を発表。これによりエルビン・ジョーンズ(Ds)、トニー・ウイリアムス(Ds)に続くスーパー・ドラマーとの共演を果たす。CD デビュー30周年を飾るに相応しい24枚目のリーダーアルバムである。

辛島文雄はエルビン・ジョーンズのスピリッツを継承している日本人ミュージシャンの第一人者であり、ジャズのフィールドから最上のピアノテクニックを確立したピアニストとして高く評価されている。2003年にキューバ、パナマ、エルサルバドル、メキシコ、アルゼンチンの中南米5カ国を訪問。国際的にも日本を代表する実力派ジャズピアニストとして知られている。第31回(2005年度)南里文雄賞を受賞。

【オフィシャルホームページ】
http://www.pit-inn.com/karashima/

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